気づけば二兎を追っている。

図書館で勉強してたはずが、
息抜きに読み始めた本のほうに気をとられて、
気づいたらそっちの勉強のほうに時間を取られてた。
そんなことって、よくあるよね?
あるよね?


この本はいわゆる「ゲーム理論」についての解説本。
よけいな、確率についての数学式やらグラフやらは全部はぶいて、
ゲーム理論の根本となっている要点だけを説明してくれる良書。
数学の知識がなくても理解できる作りがうれしい。
この200ページの薄い文庫サイズで、基本となる利得表から、
囚人のジレンマナッシュ均衡、ゲームの樹まで
ゲーム理論の肝となる要素のほとんどが理解できるようになっている。
本格的に学びたいという人には物足りないかもしれないけど、
ゲーム理論の基礎的な部分を知りたいという人にはお勧め。


数学式やらグラフやら見ると頭痒くなる俺のような人には特にお勧め。