L4D2はFPSの錬習になるか?

LEFT 4 DEAD 2 日本語版

LEFT 4 DEAD 2 日本語版

なります。


いや、俺もずっと“ならない”と思い込んでたんだけど。
ゾンビは単純に突っ込んでくるだけだし、ものを考えたりしないからね。
最近はそういうCoopしかやってないから、きっと自分の腕は目も当てられないほど
落ちてしまっているんだろうなあと、漠然と思っていた。


考えが変わったのは、先日TeamFortress2に復帰してから。
あれ?戦えるじゃん。
それどころかスコアが鯖の上位に食い込んでるじゃん。
落ちるどころか、腕あがってね?あれ?


なぜだろう。
冷静になって改めて考えてみると、Left 4 Dead 2というソフトが、
FPS初心者のためのトレーニングソフトとして、
いかに素晴らしいものか、ということがわかってきた。




感染者が走る
ゾンビが走るとなぜ良いのか?
まずは一般的な戦場物のFPSを思い浮かべてほしい。
リアル系FPSでは、主な要素は「索敵」そして「早撃ち」だ。
相手に見つかるよりも早く敵を発見し、相手よりも早く撃つ。
リアル系FPSの経験がある人なら、
それがかなり大きな要素を締めているということがわかるだろう。


それに対してL4Dで重要な要素は「Aim力」と「立ち振る舞い」。
なんせゾンビは走る。走る走る走り回る。
頭を狙おうにもあっちにいったりこっちにいったり。
そんなゾンビを四六時中狙い続けるんだから、Aim力が上がらないはずがない。
おそらく、Aim力を鍛えるのに最も適しているのがL4Dだと思う。




接近戦武器の扱いに慣れる
TF2に復帰して、最も驚いたのがこの点。
近くに敵が現れた時に、自分でも驚くほどスムーズに接近武器に切り替えられたのだ。
「敵に近づかれたら、武器を出して殴る」
こんな当たり前のことが、なぜできなかったのか?
そもそも、普通のFPSでは接近戦をする機会自体がそうそう無い。
しかも大抵のFPSでは、接近戦用の武器は役立たずのナイフのみ。
おそらく大抵のFPSプレイヤーは「格闘戦をする」という発想すら持っていないのではないかと思う。
かくいう私も、「接近戦ができるのは上手いプレイヤーだけ」と思い込んでいた。


しかし、L4D2では敵に目の前まで接近されることは日常茶飯事。
すがり付いてくるゾンビ相手に切った張ったをしているうちに、
知らず知らずの内に接近戦のスキルが身についていたらしい。
ああ、パイロと鉢合わせた時に、迷わずノコギリに持ち替えて斬り捨てることができた時の快感といったら!




プレイヤーが(なかなか)死なない
対戦型FPSの全プレイ時間の中で、撃ち合いをする時間は何%あるだろうか?
プレイ時間の大半が、リスポン待ちや索敵、戦闘区域へのマラソンに費やされるのは
誰もが経験する通りだと思う。
その点、L4DなどのCoopなら、四六時中戦っていられるのだ。
おそらく、初心者がFPSの錬習をするのに最も適しているのがL4Dだと思う。




そして、
この「Aim力」と「接近戦」、そして「立ち振る舞い」のスキルがついた状態で、最も伸びるクラスは何か?


もちろん色々とあるだろうが、ここはスカウトを推したい。
マップを縦横無尽に駆け回り、ショットガンにピストル、そしてバット!
L4Dでの鬱憤を晴らすように、マップを駆け回り、飛び回れ!避けろ!逃げろ!
その足を生かしてマップを大回りして、敵の裏をついて殴って殴って殴って逃げろ!!
ソルジャー?ロケット弾はゾンビの走る速さとそう変わらない。大丈夫、避けられる!
ヘビー?あんなのろまな武器がL4Dにあったらどうなるか想像してみろ!
ゾンビになったつもりで走れ!避けられる!そして殴れ!ヘビーは殴れ!!
デモマン?駆け抜けろ!グレネードなど当たるものか!粘着?見てから押しても遅いんだよ!
メディック?スナイパー?カモだカモ!敵陣の最奥まで駆け抜けて殴りつけろ!
エンジニア?開幕勝負だ!他の敵は全部無視してエンジニアに突っ込め!
建築途中のセンチュリーがあればしめたもの。叩き壊せ!なければ逃げてスナイパーを探せ!
パイロ普通にカモですね。お好きにどうぞ。


D


まとめ
ということで、スカウトがいかに万能的で素晴らしいクラスであるか、
少しでもご理解いただけたかと思います。
L4D?ああそんな話もあったね。……えーと、なんだったっけ。